自己分析が嫌いな原因は?自己分析が苦手な人が勘違いしていることと試すべき方法

みなさんこんにちは!EDIT STUDY+シューカツです!

就活を始めると、「自己分析」という言葉を頻繁に耳にしますよね。「まずは自己分析から!」「自己分析で就活が決まる!」など…就活の情報を集めようとすると、自己分析の重要性や方法論を説く記事を嫌というほど目にしますよね。(もちろん、EDIT STUDY+シューカツでも自己分析を取り上げたコラムは多いです)

ただ、そんな中で「自己分析をうまく進められず、モチベーションが下がっている」「やらなきゃいけないとは理解しているけど、どこか苦手意識を感じている」「ついつい後回しにしてしまう」など、自己分析に対してネガティブな気持ちを持ってしまっている人も多いのではないでしょうか?

今日は、そんな悩みを抱える皆さんが、「ポジティブな気持ちで自己分析を進めるための方法」を導き出せるよう、「自己分析を嫌いだと感じてしまう理由」を見つけ出すことから手順を追ってご紹介していきます!

ぜひ、皆さんの就活の参考にしてみてくださいね!

 

 

 

 

自己分析が嫌いな原因を知る

 

「すごい」強みやエピソードが見つからないから

1つ目の原因は「”すごい”強みやエピソードが見つからないから」です。

自己分析の手法の一つとして「過去を振り返り、成功体験を思い出す」というものがあります。(とてもメジャーな手法で、就活生なら誰しも一度は実践してみたことがあるのではないでしょうか?)この手法で自己分析をすると必ず「そんな素晴らしいエピソード、自分の人生にはなかった」という人がいます。)

「運動部で全国制覇を目指し、部長としてチームを引っ張った経験」「カフェのアルバイトで新メニューの提案をして前年比120%の売り上げを記録した経験」もない、と。自分には面接で語れるようなエピソードも強みもないので、やればやるほど自己分析が嫌になってくる。という状態です。

確かに、過去を遡れば遡るほど、自分を掘り下げれば掘り下げるほど、「”自分には何もない”と思ってしまう」という状況では、どれだけ自己分析の重要性を感じていたって、もちべーしょんは下がってしまいますよね。

ということで、1つ目の原因は「”すごい”強みやエピソードが見つからないから」でした。

 

 

自分と向き合うと自己嫌悪してしまうから

 

2つ目の原因は、「自分と向き合うと自己嫌悪してまうから」です。

1つ目の「”すごい”強みやエピソードが見つからないから」という原因と似ているようですが、こちらの原因の方がよりヘビーです。自分と向き合うことが自己嫌悪につながる状況というのは、「自分の強みが見つからない」ことを「自分の強みがない」と認識することで、「自己分析をすればするほど自分に強みがないと思うようになってしまう」といった状況です。

自分の強みを見つけ、自信を持って企業にアピールするための自己分析が、かえって自分の自信を失うきっかけになってしまっています。これでは自己分析が嫌いになってしまうのも当然ですよね。

ということで、2つ目の原因は「自分と向き合うと自己嫌悪してしまうから」です。

自己分析嫌いを克服する方法

自己分析が嫌いな原因がわかったところで、今度は自己分析嫌いを克服する方法について考えてみましょう。

 

 

自己分析の目的を知る

 

1つ目の方法は、「自己分析の目的を知る」です。

就職活動の対策全てにはきちんとした理由があります。例えば自己分析では、「自分の強みや弱みを含めて自分自身を正しく知ることで、自分に合った企業を考える時のヒントにしたり、自己アピールのもとにしたりするため」というのが自己分析を行う理由になります。

ただ、対策を進めていくと「何のためにこの作業をやっているのか」が見えなくなってしまい、モチベーションが上がらなくなってしまうということもよくあります。「自分は何のために自己分析をしているのか」を定期的にリマインドし、目的意識を持ちながら自己分析を進めていく必要があります。

 

 

自分の好き嫌いをアウトプットしてみる

 

2つ目の方法は、「自分の好き嫌いをアウトプットしてみる」です。

自己分析というと、どうしてもたくさんのワークシートをこなしたり、「夢」「志」など、これまで考えてこなかったようなテーマについて考えさせられる瞬間が多く、どうしても思いつかない、考えるのに時間もエネルギーもかけることで疲れてしまう、といったような状況に陥りがちです。

そんな時は、できる限り考え方をシンプルに、「好き」と「嫌い」をできる限りアウトプットするという方法もあります。「食べ物」「趣味」「人」「かちかん」どんなものでも構わないので、好きか嫌いか、その理由を深堀ってみましょう。問いがシンプルなだけに、答えやすさもありますが、そこから見えてくるものも多いはず!

 

自己分析が苦手な人が陥りがちな勘違いについて

 

自己分析は終わりのあるもの/絶対的なものではない

 

自己分析そのものが目的になると、「自己分析が完了した状態」を目指し、「まだ自己分析ができない」と感じる人がいます。しかし、その人が目指している「自己分析が完了した状態」はほぼ実現しません。

自分の考えや価値観は就職活動中も、社会に出た後も日々変化していきます。そのため、自己分析は「完了するもの」ではなく、「現時点での自分を正しく認識するもの」です。

自分自身には色々な面があり、常に変化していると理解したうえで、まずは「面接やエントリーシートに頻出の質問項目を埋められる程度」など、明確な目標を立てることをおすすめします。

 

 

自分を好きになる必要はない

 

自分を好きでなくても自己分析はできます。そもそも自己分析の目的は「自分を客観的に知り、言葉にすること」なので、自分を嫌いでも問題はありません。それは主観の問題なので、就職活動では重要ではありません。

自分のことが嫌いという感情が先立つのであれば、まずはその理由を挙げていくことから自己分析を始めてみてはいかがでしょうか。

例えば、「周囲の目を気にしすぎてしまう自分が嫌い」であれば、「周囲の目を気にする」というのが自己分析で注目するべき箇所です。「相手の気持ちを深く想像しようとする」「人を傷つけないマナーや振る舞いを重要視する」など、具体的な言葉にしていきましょう。

 

自己分析が嫌い、苦手と感じる人がやってみるべき方法

 

人と話しながら行ってみる

 

4番目は、パートナーを使った自己分析です。

他人に自己分析の力になってもらうことは非常に効力のある方法です。

自己分析ができない原因の多くは、分析思考が不得意なのに難しい手法に取り組んで挫折してしまうことです。

パートナー、特に自己分析が得意そうな人にアドバイスをもらいながら分析をすることによって、このような挫折を防ぐことができます。

難しい点はレクチャーしてもらいつつ、深い分析が必要なところは一緒に考えて一人では得られなかった答えを導いてもらう。

一人ではできない分析が2人だと簡単に出来てしまうのです。

自分で自己分析に煮詰まっていると感じたら、是非身近な分析の得意そうな人に答えをかけて相手になってもらいましょう。

また、分析が深まる以外の効果に加えて、相手の自己分析の方法や考え方を知ると勉強になる点や、相手の進み具合に刺激を受けてモチベーションになる点、挫折しそうな心を励ましてもらえる点など、多岐に渡るメリットがパートナーとの分析にはあります。

是非パートナーとの自己分析を活用して、一人ではたどり着けない結果を得られるようにしてみてください。

 

 

他己分析

 

最後は他己分析です。

他己分析とは、自分で自分の性格や強みを分析するのではなく、周りに自分がどのような人間か聞いて自己理解を深める方法です。

パートナーとの分析と似ていると思うかもしれませんが、パートナーとの分析はあくまで自己分析を深めるやり方、他己分析は完全に他者の視点で自分について教えてもらうという違いがあります。

パートナーは分析の得意な人であれば、あなたのことを深く知っている必要はありませんが、他己分析はあなたとの関係値が深い人である必要があります。

なぜなら、親や兄弟、恋人、昔からの友達といった深くあなたと関わったことのある人でなければ、あなたの性格や強みを実感できていないからです。

出来るだけ多くの身近な人に、あなたの性格や強み弱みを聞いてみましょう。

自分では全く想定もしていなかった答えが返ってくることで、新しい発見を得ることができます。

ちなみに、他己分析であなたについて意見をもらうときは、必ずエピソード付きで返してもらうようにしてください。

例えば中学からの友達であれば、「昔からテスト前になるとすごい集中力で短期間に要領よく勉強をするのをすごいと思っていた」といった具体的なエピソードです。

エピソードをセットにしてもらうことで、答えだけで聞くとしっくりこなかった内容に納得できるようになるのです。

往々にして、他人から見た自分と自分から見た自分は違うものです。

就活や転職は他人から見た性格や能力、パフォーマンスが重要となりますので、貰ったアドバイスは貴重な意見としてどんどん取り入れるようにしてください。

フレームワークを活用してみる

 

次は、フレームワークを使った自己分析です。

フレームワークは、構造や枠組みといった意味です。

フレームワークなどと聞くと難しそう、と感じる人も多いかもしれませんが、フレームワークは得たい結果に対してその仕組みに乗っとって分析していけば答えが出てくるというものです。

自分で分析の方法を考えたりすることなく、世の中の分析の得意な人が考え方の仕組みを考えてくれているのです。

効率的に良い結果を得るためには、これを大いに活用しましょう。

有名なフレームワークには、

・自分史

・モチベーショングラフ

・SWOT分析

・マンダラノート

などがあります!フレームワークによって、得られる答えは違ってきますので、取り組む前にやることと得られることをある程度掴んだ上でトライしてみましょう。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

自己分析が苦手な人は、まず自己分析が嫌いな原因を探り、克服する方法をできる限りいろいろな種類で実践してみましょう!自己分析の苦手意識を無くしていくことが、就職活動を好転させるきっかけになってくれるかもしれません!

 

今回の記事が、皆さんの就職活動の助けになれば幸いです。

では、次回の記事で会いましょう!