効果的な自己PRの組み立て方 思い付かない時の対処法

みなさんこんにちは!EDIT STUDY+シューカツです!

 

みなさんは、「自己PR」にどれくらい自信がありますか?

ESや面接等で頻繁に聞かれる「自己PR」ですが、「何を話したらいいかわからない」「面接で話せるようなエピソードが思い浮かばない」という方も多いのではないでしょうか?

今日は、そんな「自己PR」組み立て方から、思い浮かばないときの対処法までをご紹介いたします!

ぜひ、みなさんの就活にご活用ください!

 

 

 

 

効果的な自己PRを書くための組み立て方

 

「自己PR」と言うと、就職活動初心者の方は「それって自己紹介のこと?」と思われるかもしれません。確かに自分自身のことを伝えるという意味では、自己PR=単なる自己紹介とも言えます。

ですが、就職活動においては、この自己PRも「自分をアピールし内定を勝ち取るチャンス」です。その内容ももちろんのことですが「伝わりやすさ」も重要なポイントとなります!

まずは、伝わりやすい自己PRを作るための「組み立て方」をご紹介します!

 

 

PREP法

 

一つ目は、「PREP法」です!

PREP法とは、Point(結論)→Reason(理由)→Example(具体例)→Point(結論)の流れで話を組み立てる、話し方の手法のことです。この順番で話を組み立てることで、「分かりやすく」「説得力をもって」聞き手に話を伝えることができます。

それぞれの項目について、さらに詳しく解説すると、以下のようになります。

Point (結論)

まず最初に、話の「要点」「結論」 を述べます。ここではできるだけ端的に、これからの話の最も重要な点を伝えましょう。

Reason(理由)

最初に伝えた結論の「理由」「根拠」を述べます。ここでは論理的に伝えることが重要です。 特に「タテの論理」を意識し論理の飛躍がないようにすることが大切です。

Example(具体例)

「理由」に加え、具体的なエピソードや数値的なデータを挙げ、論理に説得力を持たせます。 これまでやや抽象的であった内容に「具体性」を持たせ説得力を高めます。

Point(結論)

最後に、最初に伝えた「結論」を再度伝えます。「理由」→「具体例」と論理を展開してきた上で、再度結論を伝えることで、内容全体を相手に強く印象づけます。

 

PREP法で重要となるのが、この「順番」です。「結論」が冒頭に来ることで、面接官は「ゴールがわかった状態で、頭の中を整理しながら」話を聞くことができます。

このような相手目線に立った伝え方の手法は、社会人スキルの一つです。ですが、大学生時点でこれができている人はあまりいないため、これが出来ていると、ライバルと一気に差をつけることができます!

EDIT STUDY+シューカツでは、ESや面接など就活で「話す」全ての場合に、このPREP法が使えるよう、コーチと一緒にトレーニングをします。

 

 

自己PRの内容が思い付かないときの対処法

 

伝え方の手法について理解できたところで、次は「思いつかないときの対処法」についてご説明します!

 

 

自己分析・他己分析を行う

 

「自己PRの内容が思いつかない・・・」と思ったら、まずは「自己分析・他己分析」を行いましょう。

自分についてアピールするためには、自分のことよく知る必要があります。そのため、まずは「自己分析」を行ないましょう。自己分析の方法については様々な手法がありますが、EDIT STUDY+シューカツのコラムでもその方法について詳しくご紹介しているので、ぜひこちらもあわせてご確認ください!

自己分析の具体的なやり方

 

「自己分析」は自分自身で行うので、どうしても主観的になりがちです。自己分析を終えた人は、より正確に自身についての理解を深める「他己分析」もあわせて実施することをおすすめします。

「他己分析」についても、詳しくお伝えしているコラムがありますので、ぜひご確認ください!

他己分析のやり方

 

 

 

具体的なエピソードから考える

 

「自己分析と言っても、何から考えたらいいのかわからない」という方には「具体的なエピソードから考える」という方法がおすすめです。

幼少期からこれまでの人生を振り返り、自分が経験してきたことを一度整理してみましょう。その際に、それぞれの経験の中での自分の「思考」や「行動」について思い返してみてください。その中にあなた自身の「強み」が現れるエピソードや意思決定が見えてくるはずです。

特に、その人の「強み」が現れやすいエピソードの例を3つ挙げますので、以下のような切り口から自己PRの内容を探してみるのも良いかもしれません。

 

例1:部活やサークル

部活やサークルはほぼ必然的に「=集団活動の経験」となると思います。周囲のメンバーとの関係性や、組織全体の課題について、あなたが「どんな立場からどんな働きかけをしたのか」という点に、あなたの強みが現れているはずです。

例2:アルバイト

アルバイトの経験は、「実際の社会人生活に近い」という特徴があります。売上等の金銭が発生している場合も多いため、実際の業務レベルで「どのような形で会社に貢献できるのか」という点を伝えることができるので、アルバイトでの経験も積極的に取り入れることをおススメします。

例3:ボランティア

ボランティアの経験は、「自発的な行動の経験」としてアピールができます。部活やサークル、アルバイトと異なり、ボランティアは「自発的な意思決定」の側面が伝わります。どんなボランティアに、どのような姿勢で取り組んでいたかということに、他の就活生にはないあなたらしい強みが表れているはずです。

 

主体的に行動したエピソードを探していく

 

自己PRで使用するエピソードを選ぶ際の軸として、「主体的に行動したこと」から考えていくことをオススメします。

「これまでの経験を整理したは良いものの、思いつくエピソードがたくさんあって、どれを自己PRで伝えるべきかわからない」という場合もあるかと思います。そのような時は。「主体的に行動していたかどうか」を基準にエピソードを選定することで、「他の人にはないあなたらしさ」が表れた自己PRを作成することができます。

 

 

 

 

自己PRを作る際のポイントと注意点

 

自己PRに採用する内容についても確認ができたら、最後に「自己PRを作る際に注意したいポイント」についてお伝えします!

出来上がった自己PRを見返しながら、一つ一つ確認していきましょう。

 

 

簡潔に分かりやすく

 

自己PRは全体を通して「簡潔さ」「伝わりやすさ」を特に重視しましょう。自己PRはESの場合は多くても400字以内、面接の場合は1~2分程度非常に短い字数・時間制限を設けられていることが多いです。

できるだけ短い時間で効果的に自分をアピールできるよう、「簡潔さ」には注意を払いましょう。PREPの法則を使い、4つの項目それぞれの「最も重要な部分」を抽出して伝え、「それ以外の要素については、自己PR以降の質疑応答の際に伝える」と言ったような余裕を持っておくことが大切です。

 

 

企業が求める人物像に合わせる

 

自己PRの内容については「企業が求める人材像に合わせる」というのも一つ重要なポイントです。

もちろん、「自己分析を無視して企業の求める人材を無理やり演じる」という必要はありません。そうではなく、自分の強み企業の求める人物像を照らし合わせたときに「2つが重なる部分を積極的にアピールしていく」という観点を持ちましょう。

企業はあくまで「自社の求める人材を探すため」に採用活動をしています。このポイントを無視しては、どれだけ素晴らしい自己PRをして、あなたの素晴らしさが認められたとしても、「内定」には繋がりません。

 

 

 

迷ったら参考に!自己PRの例文集

 

それでは最後に、今回お話しした内容を踏まえた「自己PRの例文」をご紹介します!

「面接まで時間がない」「お手本を見て具体的にイメージしたい」という人はぜひご活用ください!

 

【自己PR例文】

 

私の強みは、責任感やリーダーシップだと感じています。

学生時代はコーラス部の部長を務めておりました。

コーラスはみんなで作るものであり、部長として部員それぞれの性格や体調面を把握する必要があります。

コーラス部は40名ほどでしたが、毎日みんなの練習風景をチェックして、不調なメンバーはマンツーマンで特別練習に付き合うこともありました。

モチベーションが下がっているメンバーには、やる気が出るように時には気分転換でランチに誘いました。

みんなが頑張れる環境を作るのは私の責任だと考え、どんなときも笑顔でやり切りました。

あのときのおかげで、責任感やリーダーシップ能力が磨かれたと思います。

御社ではチーム営業職を希望しておりますので、チームの中でいつしかリーダーとしてみんなを引っ張っていくことができるように頑張りたいです。

 

 

 

まとめ

 

今回のポイントは以下の通りです!

・「PREP法」を使って、わかりやすく伝える

・「自己分析・他己分析」「これまでの経験を整理」するなどして、適切なエピソードをピックアップする

 

いかがでしたでしょうか?

就活の鉄板質問でありながら、「実は苦手」という人も多い「自己PR」について、組み立て方から、思い浮かばないときの対処法まで幅広くお伝えしました!

 

この記事が皆さんの就職活動の参考になれば幸いです!

 

それでは、また次回のコラムで会いましょう!