面接でガクチカを話すときのポイント〜何でガクチカを聞くの?〜
こんにちは!EDIT STUDY+シューカツです!
皆さんは面接でガクチカを話す際、どんなことを意識していますか?
「なんとなく聞かれているから、なんとなく答えている・・・」という方もいるのではないでしょうか?
それは、少し危険かもしれません!
ガクチカは業界・企業に関わらず、ほどんどの場合に聞かれる定番質問です。
今回の記事では、面接官がガクチカを質問する意図から、チェクしているポイント、気をつけたいポイントをお伝えします!
定番質問のガクチカをブラッシュアップすることで、選考通過率を上げましょう!
企業が面接でガクチカを聞く理由は?
まずは、採用担当者が面接でガクチカを質問する意図を考えてみましょう。今回は3つの理由をご紹介します!
言葉で伝える能力をチェックするため
1つ目は「言葉で伝える能力をチェックするため」です。
前提として、「ガクチカ」は実際に自分の経験したエピソードを、他者に分かりやすく伝える必要があります。
仕事では、関係者に物事を分かりやすく表現スキルが欠かせません。
そのため面接官は、目の前の就活生に「どの程度、言葉で伝える能力があるのか」、「ガクチカ」の質問で見極めようとします。
エピソードの趣旨を上手くまとめ、その時の自分の想いを交えながら、論理的に伝える能力を養っておきましょう。
自社との相性をチェックするため
2つ目は「自社との相性をチェックするため」です。
面接における「ガクチカ」の質問では、目の前の就活生がどのように成長できる人物なのかをチェックすると同時に、その企業の求める人材像とのマッチ度をはかっています。
そのため、「ガクチカ」の内容に現れるあなたの人柄や強みが、企業の求める人材像に一致していなければ、評価に繋がりにくくなってしまうでしょう。
「ガクチカ」を話す際には、企業の求める人材像をイメージし、自分と重なっている部分を伝えていく意識を持つようにしましょう。
ESだけではわからない情報を深堀するため
3つ目は、「ESではわからなかったエピソードの深掘りをするため」です。
「ES(エントリーシート)で一度ガクチカについて回答しているのに、どうして面接で再度聞かれるんだろう?」と思う人もいるかもしれません。
ですが、ESでは一般的に200字〜300字、多くとも500字ほどの限られた文字数でエピソードや結果を伝えなくてはならない「文字数の制約」があります。
そのため、ほとんどの就活生はESにおけるガクチカでは極限まで無駄な要素を削っています。
そのように文字数の制約によって削られた、詳細の内容や、当時の思考や感情をより具体的に知るため、ESで質問したガクチカを面接で再度深掘りすることがよくあります。
ガクチカの効果的に伝える話し方
面接官がガクチカを質問する理由がわかったら、次はその意図を汲みながら、どんな方法でガクチカを伝えたら良いかについてご説明していきます!
まずは結論から話す
ガクチカに限らず、最初に結論から話し始めましょう。
結論を最初に話すことで、それ以降の道筋が立ちやすくなります。
そうすることでエピソードが印象に残りやすく、アドバンテージになるのです。
常に何か話す時は、結論を先に提示することを心がけましょう。
そのことに取り組もうとした動機や想いを話す
次に、そのことに取り組もうとした時の動機や、当時の自分の思いについて話しましょう。
課題に直面した時に、あなたはどう思ったのか?なぜその行動をしたのか?という自身の感情を話すことで、あなたらしさを面接官に伝えることができます。
また、ガクチカの中で動機や感情を合わせて伝えることは、そのガクチカが本当にあなたの経験であることの証明にもなります。
ガクチカの中では、動機や感情についても合わせて伝えるよう心がけましょう。
エピソードや数値など具体的な根拠を話す
面接では、時間の制約がああるため、ガクチカのエピソード全てを伝えることは難しいでしょう。
そのような制約の中で、エピソードをより具体的に説明し、あなたの行った行動が周囲にどのくらいの影響をもたらしたのかを、面接官に分かりやすくイメージさせる必要があります。
どんな人にも、分かりやすく影響力を伝えるという意味で「数値」を用いるのはとても効果的です。
「イベントの参加人数を、前年度より増やした」と伝えるより、「イベントの参加人数を、前年比120%にした」と伝えた方が、影響力の程度が伝わりやすいですよね。
影響力を伝える時は、数値を効果的に使用することを心がけましょう。
結論をもう一度話す
最後に、もう一度結論を伝えましょう。
最初に結論から述べていますが、動機や思い、具体例となるエピソードを踏まえた上で、再度結論を述べることで、論に一貫性が生まれます。
最後に結論で締めくくることで、聞き手の面接官としても、「この学生が、結局どのようなことを伝えたかったのか」が伝わりやすく、印象に残りやすいですよね。
話の最初と最後に結論を伝えることを習慣化するようにしましょう。
ガクチカを話す際にチェックされるポイント
ガクチカの効果的な伝え方がわかったところで、次は面接官の視点に立ち、どんな部分がチェックされているのかを3つのポイントに分けて解説します!
力を入れた理由や動機
1つ目のポイントは「力を入れた理由や動機」です。
具体的には「どうして頑張ろうと思ったのですか?」「なぜ頑張れたと
思いますか?」といったように質問されます。
面接官はこれらの質問をすることで、あなたのモチベーションのスイッチが入る・それが継続できる理由を知ろうとしています。
これらを把握することで、自社の業務の中で困難があった際「どんな風に頑張れる・頑張り続けられるのか」あなたの業務適正を測ろうとしているのです。
力を入れた理由や動機については、面接官に分かりやすく、ありのままに伝えるようにしましょう。
今後にどう生きるのか
2つ目のポイントは「今後にどう生きるのか」です。
具体的には「その経験から得た学びは何ですか?」「同じような境遇が会社で起こったらどうしますか?」といったように質問されます。
面接官はこれらの質問をすることで、「経験を学びとし、学習機会にすることができるか」を見ています。
会社の業務も、成功・失敗経験から改善を重ねていくことの繰り返しです。自社の業務内でも、学生時代同様にそのようなサイクルを回していくことができるかどうかを見極めようとしているのです。
このような質問をされた場合にはそこからどのような学びが得られたのか、できればその学びを何かしらの形で転用した例などを伝えるのもいいかもしれませんね。
簡潔に分かりやすく話せているか
3つ目のポイントは、「簡潔に分かりやすく話せているか」ということです。
これは、具体的な質問と言うよりは、面接全体を通してチェックされている項目です。
ビジネスのシーンでは、社内外の関係者とのコミュニケーションが必須です。
日々の業務の連絡から、企画のプレゼンまで、誰かに何かを説明しなくてはい蹴ない瞬間も多いです。
よって、採用担当者は面接の段階から「簡潔に分かりやすく伝えることができる能力」を見ています。
話し方だけでなく、表情や声のトーンなど、あらゆる部分で評価されていることを意識しましょう。
ガクチカを話す際に注意したいこと
面接官が意識しているポイントがわかったら、最後は2点、必ず注意しておきたいポイントをお伝えします!
面接前に意識しておくだけでも、評価を下げてしまうリスクを減らすことができるので、意識的に思い出すようにしましょう!
要点を簡潔に述べる
1つ目は、「要点を簡潔に述べること」です。
面接は時間が限られています。そのため、できるだけ簡潔に伝えることを心がけましょう。
話がぶれたり、回りくどくなりすぎてしまうと、あなたが本当に伝えたかったことが面接官に伝わらなかったという事態になってしまう危険性があります。
短い時間の中で確実に思いを伝えるためにも、簡潔に伝えることを心がけましょう。
内容を丸暗記しない
2つ目は少し意外に感じられるかもしれませんが、「回答の丸暗記」は禁物です。
「暗記しておいた方が間違いがなくていいのでは?」「落ち着いて話すことができるのでは?」と思う方も多いかもしれません。実際、面接での回答を丸暗記してしまう就活生は非常に多いです。
ですが回答を丸暗記すると、実際に面接で話す際に音読のようになってしまい、熱意や思いが面接官に伝わりづらくなってしまうリスクがあります。
これは、実際に丸暗記した内容を自分で動画撮影してみるとよくわかります。抑揚のない話し方は、要点を掴み辛く、理解し辛いものです。
また、丸暗記は本番で忘れてしまった場合、一気にパニックになってしまいます。
このようにリスクが多いため、「回答の丸暗記」はせず、話の中身だけを固めておくようにしましょう。
具体的には「結論」「理由」「具体的なエピソード」の3点に絞って用意しておくのがおすすめです。
まとめ
今回の記事をまとめると以下の通りです!
・面接でガクチカを聞かれる理由を理解し、伝えるポイントを整理しよう!
・分かりやすく伝える方法を押さえて、さまざまなシーンで活用しよう!
ガクチカは、どの企業の面接でも必ずといっていいほど聞かれる定番質問です!
自分の強みが現れるガクチカを作るだけでなく、話し方にも意識を向けてブラッシュアップしていきましょう!
今回の記事が、皆さんの就活の助けになれば幸いです。
ではまた次回の記事で会いましょう!