就活で自分の長所が分からない!対処法とうまく伝えるポイント
みなさんこんにちは!EDIT STUDY+シューカツです!
就活をしていると、面接で必ず聞かれる「あなたの長所を教えてください」という質問。
多くの企業の選考で聞かれる鉄板質問ですが、「長所と短所を聞かれると、いつも答えに困ってしまう」という人も多いのでは?
実は、この質問に対して自信を持って「これが私の長所です」と言い切れる人は意外に少ないんです。
今回は、そんな「自分の長所」をテーマに、自分の長所を見つける方法と、面接で上手に伝えるポイントをご紹介します!
就活準備に是非役立ててみてくださいね!
「就活で使える自分の長所が分からない!」3つの原因
自分の性質や適性を知ることは、就活だけでなくあらゆる場面において必要です。
自分に備わる特徴を理解することができれば、自分の力がどんな環境で発揮できるのか、活躍できる場所をイメージすることができますよね。
自分の長所を見つける前に、まずは今自分が「長所を見つけられていない」理由を考えてみましょう!
長所のハードルが高い
そもそも長所というのは、「無意識的に人より優れている能力」のことであり、自分自身では意識しづらいものです。
人から見れば十分長所だと感じられることも、あなた自身にとっては「これくらい普通のことだ」と考え、無意識にハードルを上げてしまている可能性があります。
そのような無意識のハードルが存在することを理解し、客観的に自分を見るよう意識しましょう。
素直に自分の長所が認められない
自己分析をして、自分の強みに気づくことができても、「たまたまできただけかもしれない」「大したことではないように感じてしまう」と自分の長所として認め切ることができないという場合もあります。
自分の長所を他人に話すということ自体、あまり経験のないことだと思いますが、長所を伝える際に自信のなさが伝わってしまうと、面接官側も不安になってしまいます。
自分の長所が見つかったら、さらに自己分析を進め自信を持って長所を認められるようにしましょう。
自分の長所に気づいていない
「自分の長所なんて、自分ではさっぱり思い付かない」という人は、この後紹介する「自分の長所を見つける方法」を一つ一つ実践していきましょう。
どんな人にも、その行動や思考に人と違った長所があります。さまざまなやり方を試して、自分の長所を探していきましょう。
なぜ就活では長所や短所を聞かれるのか?3つの理由
面接官は、さまざまな質問を通して就活生が自社で活躍できる人材かどうかを確認しようとしています。
まずは面接官の視点に立って「なぜ長所を質問するのか?」を考えてみましょう。
理由1:自己分析の深さを確かめるため
理由の1つ目は「自己分析がしっかりと進んでいるかを確認するため」です。
長所を見つけ出すには、自己分析を進めることが必須です。よって、自己分析が正しく進められていれば長所や短所はスムーズに答えられるはず。
自己分析は自分の良い側面だけでなく悪い側面も併せて振り返る作業です。そのため、自己分析がしっかりと進められている人は、自分のネガティブな部分にも向き合い、改善する姿勢があると判断されます。
またこのような姿勢を持っている人材は成長スピードも速いと捉えることがで切るため、「自己分析をきちんと進められているか」ということの指標として長所を質問してくるというパターンがあります。
理由2:企業とマッチしているか確かめるため
理由の2つ目は、「企業とマッチしているか確かめるため」というもの。
あなたに素晴らしい長所があっても、その長所が発揮できる環境が企業に無ければ、企業で活躍することは難しいでしょう。
例えば、「とにかくスピード感と行動量が求められる」企業があったときに、「慎重に検討しながら行動する」ことを長所とする学生は、その会社で活躍するイメージが湧きづらいですよね。
面接官は「企業が求める能力」と「学生の長所」の相性を見極め、会社の中でその長所が発揮されるかイメージしています。
理由3:客観的に自分の能力を理解しているか確かめるため
理由の3つ目は「客観的に自分の能力を理解しているか確かめるため」というものです。
業務の中で物事を判断するとき、同じ職場のメンバーと意見をすり合わせるとき、仕事をする際に「客観的視点で考える」ことが求められる瞬間は多くあります。
自信の短所・長所は自分自身に関わることなので、そもそも客観的視点を持ちづらいもの。そんな長所を性格に見つけ、伝えることができれば、それだけで十分「客観的な視点を持ち合わせている」ことの証明になります。
客観的視点を持っていることがわかれば、面接官も企業で活躍するイメージが湧きやすくなりますよね。
自分の長所を見つける方法
「長所を質問する理由」が分かったところで、本題である「長所を見つける方法」をご紹介します!
今回は4つの方法を紹介しますので、ぜひ複数のやり方を試して、さまざまな角度から自分の長所を見つけてみましょう!
長所診断ツールを使ってみる
1つ目は「長所診断ツールを使ってみる」というもの。
「長所診断ツール」は、「私は慎重に物事を進める方だ」などの日常の行動や考え方の傾向に関わる複数の質問に回答することで、統計的に性格的な傾向や長所・短所を抽出してくれるものです。エニアグラムや、ストレングスファインダーなどが有名ですね。
このような診断ツールはネットなどで検索すると、いろいろな種類のものが出てきます。10分〜20分で回答できるものが多く、「全く自分の長所が分からない」という人でも、短時間で長所を見つけられるというのが魅力です。
中には診断結果から、あなたに向いている業界や職種などを教えてくれるものもあります。
あくまで統計的に算出される結果なので、鵜呑みにせず、自分の経験や自己分析の結果と照らし合わせながら参考にしましょう。
短所から考えてみる
2つ目は「短所から考えてみる」というものです。
「短所はいくつも思い浮かぶけど、長所となるとさっぱり分からない」という人は特にこのやり方を参考にしてみてください。
人が持つ性格の一つ一つは、見方を変えれば短所にも長所にもなり得ます。例えば、「優柔不断で決断力がない」という短所は見方を変えれば「慎重に比較検討できる」という長所にも言い換えることができますよね。
また、このような言い換えで長所を考えることで、自身の短所との一貫性を作ることもできます。短所を伝える際にも「長所の裏返し」と伝えることができ、ネガティブなイメージが軽減され、採用担当者側にあなたの人格を明確にイメージしてもらうことができます。
自分の経験と照らし合わせてみる
3つ目は、「自分の経験と照らし合わせてみる」というものです。
長所は、その人の特性から生まれるもの。
従って、これまであなたがしてきた経験や、そこでのあなたの行動・考え方にあなたの長所が隠れていることがよくあります。
自分の経験を振り返るためのツールとして、過去から現在までの自分の経験を振り返る「自分史」を作るというのも一つの手です。
幼稚園、小学校、中学校、高校、大学と、人生のそれぞれのポイントでどんなことをして、どんなことを考えてきたのか。どんなことで失敗してどんなことで成功してきたのかを振り返ると、あなたの成功経験に共通項が見えてくるはずです。そこからあなたの長所が見えてきます。
友人や家族、就活アドバイザーなどの第三者と一緒に考えてみる
4つ目は、「友人や家族、就活アドバイザーなどの第三者と一緒に考えてみる」というものです。
これはいわゆる他己分析ですね。他己分析では、自分一人では気が付かなかった長所や短所、行動や思考の傾向を知ることができます。
他己分析に協力してもらった後は、自己分析の結果と照らし合わせ、回答にずれがないか確認しましょう。回答にずれのある部分に、自分自身が気づいていない長所が隠れているかもしれません。
また、就活のプロである就活アドバイザーと一緒に考える機会があれば、プロの視点からあなたの強みを見つけ、その伝え方のコツなどのアドバイスを受けることもできますので、積極的に活用しましょう。
ESや面接で自分の長所を効果的に伝える方法
自分の強みがわかったら、あとは面接官にそれを伝えるだけです。
ここからは、「自分の長所を効果的に伝える方法」をご紹介します!
結論から伝える
1つ目は「自信を持って伝える」ということです。
「自分の長所」について面接官に質問されたら、まずは「私の強みは〇〇です」と結論を簡潔に伝えましょう。
結論を先に述べることで、採用担当者も話の要点を掴みやすくなり、あなたの話を整理しながら聞くことができます。
また、伝える際には自信を持って伝えましょう。表情が暗かったり、声が小さかったりと自信のない様子が面接官に伝わってしまうと、「本当にそれがあなたの長所なのか?」と遠接官側も不安になってしまいます。
自分の自己分析に自信を持って、堂々と伝えましょう。
具体的なエピソードを添える
2つ目は、「具体的なエピソードを添える」というものです。
自身の長所を伝えたら、その長所が現れた具体的なエピソードを必ず伝えましょう。
ただ長所を伝えただけでは、「それが本当にあなたの長所なのか?」「実際にどのような状況でその長所が生かされるのか?」「その長所はどのくらいの影響力があるのか?」ということが面接官に伝わりません。
具体的なエピソードとともに伝えることで、あなたの長所が企業で確かに発揮されることを印象付けましょう。
受ける企業にあわせて調整する
3つ目は、「受ける企業に合わせて調整する」というものです。
自己分析を進めていくと、長所が複数出てくる場合が多いです。その際は、自分が選考を受ける企業に合わせて伝える長所を変えるという手もあります。
企業の風土や仕事内容を調べ、その環境に最もマッチしていると感じる長所を積極的に伝えるようにしましょう。
ここで気をつけて欲しいのは、「企業に合わせて長所を捏造することはしない」ということです。
企業に合わせて長所を偽ると、深堀をされたときに話が食い違う可能性が高くなりますし、選考を突破したとして働く中でギャップが生まれてしまっては元も子もありません。
あくまで自己分析で分かった自分の強みの中から、企業に合わせて伝える優先度を変えるということ忘れないようにしましょう。
1つのテーマに絞る
4つ目は、「1つのテーマに絞る」というものです。
面接で伝える長所を絞り切ることができず、「あれも言いたい!これもアピールしたい!」と、つい長所をたくさん答えてしまう人がいます。
ですが、面接時間は限られていますし、面接官は1日に何十人もの面接を聞いています。
長所が3つを超えてしまうと、面接官のイメージする人物像が定りづらく、結局どんな人だったのかが印象に残りづらくなってしまいます。
長所は多くとも3つを超えないように心がけましょう。
まとめ
今回の記事をまとめると、
・長所は必ず見つかるので、さまざまなアプローチで多角的に探すことが大切!
・長所が見つかったら、効果的に伝えられるよう伝え方を工夫しよう!
となります!
自分が胸を張って伝えられる長所を見つけて、効果的に面接官にアピールしていきましょう!
今回の記事が、皆さんの手助けになれば幸いです!
では、次回の記事で会いましょう!