志望動機の具体的な書き方
こんにちは。EDIT STUDY+シューカツです。今回の記事では志望動機の具体的な書き方やおススメの構成の組み立て方に関してご紹介していきたいと思います。エントリーシートや履歴書を書く際に多くの企業で記入することになる「志望動機」ですが、一体どんなふうに書けば、説得力のある志望動機になるのでしょうか?
企業や採用担当者は志望動機を通して何を見るのか?
企業や採用担当者が知りたいのは、その学生が企業に対して“なぜ”魅力を感じ、志望するに至ったのかという「理由付け」です。なぜそう言い切れるのか、それは企業側や採用担当者からすれば、採用した学生にすぐ辞められては困ります。仕事をする上で逆境に立つことも大変な時期もありますが、その際に踏ん張ることが出来、乗り越えることが出来るかどうか。なぜならその先に必ず成長や成果が生まれるからです。そうなれば、その企業を志望する“理由”に重きを置くのは当然です。
志望動機の“理由”が明確で、かつ学生の過去の経験や体験、成長してきた過程、つまりその学生の根っこの部分に根差すものとリンクしていれば、それだけ「この会社で働くモチベーション」が高いと判断できるからです。というのも仕事の成果は、能力とモチベーションの掛け合わせで最大化されるものです。これは学生の身近な部分で言えば、勉強も同じです。多少能力の違いはあるとしても、モチベーションの高さでも勉強で出てくるアウトプットは異なります。
つまり企業や採用担当者は、志望動機を通して、本人が能力を最大限発揮できるくらい高いモチベーションでその企業の事業や方針に共感できているのかどうかを志望動機を通じて知りたいわけです。そして重要なのが志望動機の“理由”部分になるわけです。
志望動機を書く際に気を付けるPOINT
POINT1:メインテーマは「理由」
企業や採用担当者が重要視するのは“理由”ですので、志望動機を書く際は、「理由」を丁寧に説明しましょう。ここで着目したいのは学生が陥りがちな“なに”に興味が惹かれたかはそこまで重要ではないということです。
たいていの学生は“なに”の方に重点を置きがちですが、前述した通り企業や採用担当者は「理由」に重きを置いてますので、「理由」説明が全体の7割から8割を占める構成で書くようにしましょう。その際に気を付けたいのは自身の過去の経験や体験など自身のコアの部分にリンクさせることです。
POINT2:具体的なエピソードを交える
基本的に5W1Hで具体的に説明をすることを心がけましょう。例えば良くありがちなのが「説明会の際の社員さんの雰囲気が魅力的で」などは抽象度が高い内容で、どのような雰囲気に魅力を感じたのか?そしてその雰囲気に魅力を感じるのはなぜか、など疑問が残ります。
5W1Hと表現したのは、そうした具体的内容で書けば、企業や採用担当者から見た時に「なぜそう思ったのか?」という疑問が浮かびにくいからです。分かりやすく言えば、エントリーシートなどの志望動機の欄をあなたを知らない第三者が見ても「なるほど」と納得する具体的な記述が出来ていれば問題ありません。
POINT3:オーソドックスで良い
過去に相談してくれた卒塾生にもいましたが、目立たせよう、なんとか選考に残ろうと奇抜な書き方はむしろ危険です。例えば、志望動機で「私が志望する理由は○○で、御社はまさに唯一無二の~」など、さもその企業しかあり得ないかの如く志望動機を書くのはあまりおススメはしません。
もちろん本当に心の底からそう思うのであれば、良いと思いますが、同じ業界に合致する企業が複数あったり、同じコンセプトの企業が他にも複数あるのは当然のことだからです。そして企業や採用担当者に学生の求めるものが他社にもあると思われても問題はないからです。
◇まとめ
上記3つのPOINTを抑えれば大まかには大丈夫です。もちろん前述した通り志望動機の中で重要なのは「理由」です。そしてその理由を裏打ちする学生自身の過去の経験や体験に繋がるエピソードを交えて具体的に表現できれば企業や採用担当者に伝わる志望動機が完成します。
これは非常に重要で、学生の過去の経験や体験、育ってきた過程で育まれたものはその学生にとってコアの部分つまり、重要な価値観≒就職活動の軸になります。そのコアの部分と志望動機の理由がリンクしていれば非常に説得力は高まります。
またコツでもありますが、そうした学生の志望動機の理由部分、つまり自身の重要視する価値観≒就職活動の軸が、さらに企業の普遍的な理念や文化、社風、事業上の目標などとリンクして書けていればいうことなしです。