自己分析はいつやると良いのか
こんにちは。EDIT STUDY+シューカツです。今までの記事で自己分析の重要性や、具体的なやり方について書いてきました。今回の記事では自己分析を実施する時期に関してお話ししていきたいと思います。
具体的にいつまでに終わらせるべきなのか
自己分析に関しては具体的にいつまでに自己分析をやっておかないといけない、ということはありません。もちろん就職活動を実施する上で非常に重要なことですので、EDIT STUDY+シューカツでもstep1で強みの発見をして、step2で強みの分析、過去の成功体験や頑張ってきた経験、エピソードに結び付けながらガクチカに繋げていきます。
どちらかというと就職活動を通して「自己分析」を常にブラッシュアップしていく、と言った方が適切なため「いつまでに終わらせるべきか」という問いに対しては、就職活動を終えて内定先の中から就職先を決定する前までに、というのが正確な回答でしょう。
しかしこれでは就職活動中の学生や今後就職活動を控える大学生にとっての目安や参考になりませんので、具体的な自己分析を就職活動の一般的なフェーズに合わせてお話ししていきたいと思います。
第一段階:サマーインターンに参加する人は選考前に一度棚卸し
まずはサマーインターンの選考前に自己分析は一度実施すべきです。もちろん前述した通り「自己分析」は就職活動を通して深めていくものですので、サマーインターンの前に完璧に終わっていなくても大丈夫です。
こう書くと「企業研究は自己分析が終わっていないと実施しても意味がないのでは?」という不安が聞こえてきそうですが、自己分析をしながら並行して業界研究や企業研究も進めていくのが基本です。そして自己分析が終わっていなくてもインターン選考に数多くチャレンジすべきです。
なぜなら、自己分析の過程で出てきた自身の強みや価値観が徐々に分かってきた段階で企業や業界研究を並行して進めると「あ、この会社って自分で思っていたイメージと違って自身の強みや経験が生かせるかも」とか「大手が良いと思ってたけど、自己分析で段々分かってきた自分の大切にしたい価値観は大手だとむしろ合わないかも」など見えていなかった部分が見えてきて、自身の自己分析が更にブラッシュアップされるからです。
また別の視点でインターン選考にチャレンジすることで分かることがあるからです。例えば選考に落ちた場合は、現時点の自己分析や業界研究が甘かったのかもしれない、通ったとしてもいざインターン選考に参加した際の実際の社員の方を見て、雰囲気から参加する前と違った部分で興味が惹かれるかもしれません。
自己分析の前に気になる企業を調べてみても、ESを書きながら自己分析してもいいんです。むしろ、自己分析は前述した通り就職活動を通して深めていくものです。一度やったら終わりではなく、企業研究やインターン選考を重ねていくと、「自分自身の大切にしたい価値観≒自分の仕事選びの軸」や「自分自身の強み≒その企業や業界で活躍できる可能性」に対する理解が深まっていくので、その都度新しく得た観点や考えを整理していきましょう。
第二段階:サマーインターン後、オータム・ウィンターインターン前
前述してきた通り、1度やったら自己分析は終わりではなく、何度も都度繰り返し棚卸しをしてブラッシュアップしていくものです。つまり就職活動を通して深めていくものですので、サマーインターンに参加した学生は参加した経験から再度自己分析を練り直すチャンスと捉えてブラッシュアップをしましょう。
サマーインターン選考に落選してしまった学生は、その時点での自己分析や業界・企業研究のレベルを見直し、反省点を踏まえオータム・ウィンターインターンに向けて自己分析をし直し、それと並行して企業や業界研究をさらに進めていきます。
第三段階:オータム・ウィンターインターン後の本選考前の年末年始
この時期の自己分析が本選考開始前で非常に重要な時期にもなってきます。サマーインターンやオータム・ウィンターインターンでの経験や、自身で感じた価値観、現場や触れあった社員の方との良くも悪くもギャップや親和性などをもとに自己分析をより深めます。
特に自身の強みや大切にしたい価値観をご自身の中で“言語化”して説明を繰り返すこと、自分自身に「なぜそれが大事なのか?」と自問自答を繰り返すことが自己分析のブラッシュアップにも繋がります。
最終段階:本選考中&内定後承諾時
ここまでくるといよいよ最終段階です。現在の売り手市場を考えると複数の企業から内定をもらっている学生も珍しくないはずです。その時に企業の規模や待遇に目を奪われがちですが、そうした表面上の指標だけでなく、この段階で改めて自己分析を深めることをお勧めします。
そして自身の強みや大切にしたい価値観≒就職活動の軸が本当に何なのか?をあなたを知らない初対面の人にも分かりやすく簡潔に言語化出来る状態になれば、恐らく内定先の企業の中から自身の強みがいかせ、大切にしたい価値観≒就職活動の軸とマッチした企業を選択することができるはずです。
◇まとめ
今回の記事でお伝えした通り、「自己分析」とは就職活動を通してそれぞれのフェーズで深めていくものになります。それくらい重要なものになります。
そして就職活動に取り組んだ歴代の学生が就職活動後に「もっとやっておけばよかったもの」として第一位に挙げるのも「自己分析」であるという事実も最後に押さえておきましょう。つまり歴代の先輩達も重要なものとして挙げているということです。
この事実を知った上で、今回の記事でもお伝えした通り、就職活動を通して「自己分析」をそれぞれのフェーズに合わせて徹底的に深めていきましょう。そして悔いのない就職活動を実施して下さい。あくまで「内定」はあなたの輝かしい社会人生活の“スタート”に過ぎません。