何故「自己分析」が重要なのか?
こんにちは。EDIT STUDY+シューカツです。今回の記事では就職活動を行う学生がまず最初にぶつかる「自己分析」の壁についてお話ししていきたいと思います。そもそも就職活動において何故「自己分析」が必要になるのか、「自己分析」の必要性に関して詳しく見ていきましょう。
自己分析の必要性
自己分析とは、シンプルに「自分を知る」ことです。企業や業界の仕事や待遇(給与や福利厚生)を先輩社員から聞いて知ったとしても、それが自分の求めていることかどうかはわかりません。
つまり自分を知らずに、自分に合う仕事や企業を見つけることはできません。まずは今までの出来事や経験、その際に感じたこと、影響を受けたことなどを振り返り、自分の資質や価値観、考え方、強みなどを整理しましょう。「自分に向いていることは?」「やりたいことは?」「なぜそう思うの?」など、納得できるまで考え抜きましょう。
特に、「なぜそう感じるのか?」「なぜその価値観を大事だと思うのか?」という理由を、できるだけ具体的な自身の言葉で明確にすることが大切です。なぜなら、就職活動をしている学生が企業と本質的に“合う”かどうかは、自身の大切にしている価値観と企業が大切にしている価値観が合うかどうかだからです。
自己分析が必要な具体的な理由2点
就職活動をする学生であれば、先輩社員やサークル、ゼミの先輩から「あの会社は良い会社」と聞いたことがあると思います。しかし当然のことながら、その人にとって良い会社であって、その会社があなたにとって“良い会社”とは限りません。何千、何万もある企業の中から、「自分にとって良い会社」をみつけるために必要なのが、自己分析です。そして更に深堀すると自己分析が必要な理由は具体的に2つあります。
「やりたいこと」「できること」を明確にするため
自分の過去の経験や行動パターン、大切にしている価値観や考え方、そして強みを知ることで、「やりたいこと」や「できること」の発見につながります。それをもとに業界や企業研究を実施すれば、志望動機も自然と浮かんでくるはずです。またこうした自己分析を徹底して業界や企業研究を実施すれば入社後のミスマッチを防ぐことに繋がります。悔いのない就職活動をするためにも、しっかりと自己分析を行うことは非常に重要です。
エントリーシート、面接で自分をアピールするため
企業や採用担当者は、エントリーシートや面接で就職活動の学生を「どんな人物なのか」を真剣に見極めようとします。自分をアピールするためには、自分自身をよく知り、具体的な強みを過去の経験を交えて具体的に説明できなければなりません。
もちろんエントリーシートや面接など、限られた時数や時間の中でご自身をしっかりとアピールする必要があります。その中で数ある応募者の学生の中から企業や採用担当者に自分自身を見てもらうためにも自己分析で自身の強みをしっかりと分析し、ご自身の言葉で具体的に言語化して伝えられるようにしましょう。本当にご自身の「やりたいこと」や「できること」がその企業とマッチしていたとしても伝わらなければ、採用には至りません。
まとめ
私が皆さんと同じ就職活動を実施していた十数年前の学生時代から言い尽くされてきた言葉があります。「面接は会話のキャッチボール」であると。これはエントリーシートからしても変わりません。
時代が変わり、コロナ禍で就職活動の様相が変わり、オフラインからオンラインが当たり前に変わったとしても、リーマンショックの就職氷河期から現在の働き手不足による売り手市場に変わったとしても、変わらないこともあります。
それは先ほどの「面接は会話のキャッチボール」という言葉にある通り、就職活動も仕事も「相手」あってのことです。つまり常に相手がいるわけで、相手との会話のキャッチボールが成立しなければ、どんなに能力があり、熱意があってもそれは伝わりません。伝わらないということは仕事をする上でもコミュニケーションコストがかかり、成果を得ることはできません。
そのためにもまずは何よりも自分自身の過去の経験や行動パターンから自身の強みや大切にしている価値観を知る「自己分析」からスタートしましょう。