面接を突破しやすい学生の自己PRの特徴
こんにちは。EDIT STUDY+シューカツです。今回の記事では「就職活動の面接を突破しやすい学生の自己PRの特徴」という題名でコラムを書いていきたいと思います。過去にも私自身リーマンショック後の就職氷河期と呼ばれた時代で就職活動を経験しましたが、当時から氷河期の中でも、周りの学生で大手企業や人気企業から複数内定を集める学生の自己PRには一貫した共通点がありました。
今回はそんな就職活動を実施する学生必見の「就職活動の面接で突破しやすい学生の自己PRの特徴」をまとめていきたいと思います。まずは大きく分けて下記の特徴があると思います。そして就職活動が上手くいっている学生はこちらの特徴が少なくとも1つ、人によっては複数含まれていることが多いです。
自己PR3つの特徴
1.最後までやり抜いた経験
2.ダイバーシティの中で生き抜く経験
3.学業に取り組んだ経験
1.最後までやり抜いた経験
まず一つ目の特徴は「最後までやり抜いた経験」です。こちらは私が就職活動をしていた時代で分かりやすい例で言えば、大学の体育会系の部活動をやり抜いてきた学生に企業から人気が集まっていたのを想像していただくと分かりやすいかと思います。
もちろん部活動に取り組んでいなければダメ、今も体育会系の学生が人気、と断言しているわけではありません。企業が見たいのはシンプルに「目標に対し辛いことがあったとしても最後まで何とかやり抜く力(グリット)」が学生にあるかどうかという視点です。
終身雇用が崩壊し、ひとつの企業で定年退職まで働くことは既に夢物語になっています。企業や採用担当者ももちろんその辺は理解していますが、入社直後にちょっとしたことで辞められては元も子もありません。
要は自身のキャリアプランを輝かしいものにするためにも、壁にぶつかった時に努力したり、諦めずに自身の中で工夫したり、というのが求められるということです。当たり前ですが、理不尽な環境で耐えろと言っているわけではありません。こうしたやり抜く力(グリッド)がなければ、利益や成果、成長をしないという事実は学生も押さえておくべきでしょう。
ちなみにあくまで「最後までやり抜いた経験」なのでアルバイトでもゼミでもサークルでも経験の内容の大小は関係ありません。また華やかさも重要ではありません。その経験に一貫性があり、あなたらしさを表現できていれば企業や採用担当者、面接担当者には伝わります。
2.ダイバーシティの中で生き抜く経験
近年日系企業にも多くの外国人の方が就労しています。今後は上司や部下、同僚、取引先の担当者が外国人というシーンが出てきます。事実私がキーエンスで営業マンを務めていた時代でも既に取引先の担当者の方、また担当者の方の上司の方が外国人というのは数多く目にしてきました。
そんな現在の多様な価値観の中で、自身の強みを発揮しTEAMとして役割を発揮できるかどうかは非常に重要です。つまり色々な世代やバックボーンの方と協力して何かに取り組んだ経験があるかどうかは企業や採用担当者の興味を惹くPOINTになります。
これも先述した通り経験の大小や内容の華やかさは一切関係ありません。アルバイト先やゼミ、サークルにも外国人のスタッフの方や留学生もいるでしょう。そうした集団の中で自身の強みを発揮し、TEAMとして取り組んだ経験があれば、他の経験と絡めつつ自身の強みをしっかりとPRしていきましょう。
3.学業に取り組んだ経験
最後に学業についてです。コロナ禍になって特にここ最近の企業の面接で聞かれることが多くなっているのが、学業に関しての質問です。これは近年のコロナ禍の状況で企業も生き残るために、“考える力”いわゆる“思考力”の重要性に気付いているからです。
コロナ禍でダメージを受けた業界や産業が多い中、その中でも業績を伸ばしたり拡大で来ている企業も多くあるのは事実です。そこにはピンチをチャンスと捉え、常に走りながら考え、考えながら走る努力をしてきたチャレンジの証でもあります。
こうした経験が今後を担う学生にも求められてきているわけです。大学受験の経験や入学後のゼミ、大学時代にこだわって取り組んだ講義など様々ですが、そこには常に「なぜ」という理由がなければ、弛まぬ努力は出来ないはずです。そうした経験を理由を交えて企業や採用担当者、面接担当者に伝えられるようにしましょう。
◇まとめ
今回の記事では「就職活動の面接で突破しやすい学生の自己PRの特徴」と銘打ってコラムを進めてきました。上記に挙げた3つの特徴は全て学生の“コア”の部分、つまり学生自身の強みや大切にしたい価値観≒就職活動の軸とリンクする経験です。
まずは上記特徴を自己PRにしっかり盛り込めるように何よりも重要な「自己分析」を納得いくまで実施しましょう。そして、その自己分析は就職活動が終わり、内定した企業の中から就職先を決定した後も、仕事をし続ける中で続く非常に重要な要素です。
だからこそ、あなたの輝かしい将来の可能性を最大限拡げる、内定というスタートに立つためにも「自己分析」を実施し、上記3つの特徴が自己PRに盛り込めるように徹底して自分自身と向き合いましょう。