自己分析の具体的なやり方
こんにちは。EDIT STUDY+シューカツです。前回の記事で「自己分析」の重要性をお伝えしてきました。今回はより具体的な自己分析のやり方についてお話ししていきたいと思います。自力でも出来るようにstepを2段階に分けてご紹介します。
STEP1 「強み」を見つける
WEBなどで簡単にできる適性検査など、自身の強みや資質を診断するツールを使って客観的に自身の資質や強みを発見するのがファーストステップになります。おススメなのは強み診断ツール「ストレングスファインダー」になります。こうしたWEBで受験できる診断ツールを受験してあなたの強みTOP5をまずは発見しましょう。
ストレングスファインダーとは?
米国ギャラップ社の開発したオンライン「才能診断」ツールになります。ストレングスファインダーにおける「才能」の定義とは「無意識に繰り返し現れる思考、感情、行動のパターン」つまり、自分の思考、感情、行動の「特徴」そのものが「才能=強みの元」ということです。Webサイト上で177個の質問に答えることで、自分の才能(=強みの元)が導き出されます。
※EDIT STUDY+シューカツでは上記ストレングスファインダーを受験した上で出てきたあなたの強みTOP5の説明や、強みを知る目的や就活での活かし方を1on1面談でディスカッションしていきます。
STEP2 「成功体験」の分析
ストレングスファインダーなどの適性検査の結果が出たら、あなたの強みTOP5から過去の成功体験を分析し、言語化していきます。ここで非常に重要なのが「成功体験」とは出来事の大小は関係ないということです。
過去にも卒塾生の悩み相談を受けてきましたが、たいていの就職活動を行っている学生から出てくる悩みの多くで「自分の大学生活で成功体験と呼べるものなんてほとんどないです。だから、ガクチカが思いつかなくて困ってます。」という悩みが出てきますが、企業側も何もそんな大それた成功体験は期待していません。
「体育会に所属し、1年生からレギュラーで全国大会に出場して・・」
「コロナ禍でもビザを取得し、世界各国でボランティア活動をして・・」
こんな成功体験を就職活動をしている学生全てに求めていたら、企業側も人材確保が相当困難になってしまいます。というよりはほとんど不可能になってしまいます。“成功体験”とは出来事の大小ではなく、あなたが困難にぶつかった時にどのように乗り越えたのか、そしてその際に発揮された自身の強みは何なのか、それは入社した後にどのように生かされるのか、これが企業や採用担当者は知りたいわけです。
もっと言うならこれが合致している企業が見つかれば、それはすなわちあなたに「合う会社」という訳です。だからこそ、あなた自身のやりがいをもって活躍できる企業を見つけるためにも、過去の成功体験からあなたの勝ちパターンを発見し、「強みアクション」を見極めましょう。そして「強みアクション」が決まったら、さらに意識して日常生活の中でチャレンジすることでより具体的なガクチカに繋げていきます。
※EDIT STUDY+シューカツではパーソナルコーチが1on1面談を通してこの「強み分析」や成功体験の深堀を実施して「強みアクション」を決め、ガクチカに繋げるお手伝いをしていきます。プロのパーソナルコーチがお手伝いするからこそ、強みが具体的に言語化されますが、一人でも強み分析が出来るようにコツを下記にご紹介しておきます。
自分で実施する「強み分析」
箇条書きに成功体験を書く
最初は具体的なエピソードを書きだそうとするとハードルが高いため、とにかく過去の自身の頑張った経験や体験を箇条書きに書き出してみましょう。
例:卒塾生A君の場合
◇小学生時代
・サッカーを小学3年生からはじめ、練習を休まなかった
・友達が沢山いた
・転校生やサッカーチームに新しく入った子ともすぐに仲良くなった
◇中学生時代
・サッカー部のキャプテンになった
・文化祭で実行委員を務めた(部活で忙しい中)
◇高校時代
・サッカーを高校卒業まで続けた(計10年)
・高校でも文化祭実行委員を務めた
・いろんなクラスの人、部活動の人とも仲が良かった
◇浪人生時代
・日々の復習テストに合格し続けた(年間400回)
・志望校合格のため1日10時間以上勉強した
・志望校であったGMARCH以上に複数合格出来た
◇大学生時代
・サークル活動も盛んにおこなった
・アルバイトでも色んな事にチャレンジした(バイトリーダーになった)
・サッカーを小学生に教えるバイトも楽しみながら出来た
このように箇条書きにしたら次は深堀です。ここがプロのパーソナルコーチなしで自力で実施するのが難しいのですが、コツはあります。それは「なぜ?」と1つのテーマに対して5段階深堀を実施してください。そして「なぜ?」を5回ほど繰り返すと、ストレングスファインダーなどの強み診断ツールで出てきたTOP5の強みに繋がるはずです。
そして強みのTOP5の中でも箇条書きにした過去の経験やエピソードで複数に該当する「強み」を軸にガクチカをブラッシュアップしていきましょう。自ずと自身の就職活動の軸≒自身の強みが明確化されるはずです。その上で経験やエピソードに強みを肉付けすると、ガクチカや自己PR、企業に対する志望動機に繋がるはずです。
※自力で深堀が難しい場合は、身近な人や周囲の人に手伝ってもらい、インタビュー形式でご自身のエピソードに対し、なんで?と聞いてもらいながら深堀してもらいましょう。人に説明しようとすると自身の中で考えが整理されやすいので言語化の手伝いになります。