業界の絞り方 やったほうがいい?タイミングは?
こんにちは。EDIT STUDY+シューカツです。
就活をしていると「志望業界」に悩む瞬間もあるかと思います!
特に、最近就活を始めた!という人にとっては、
「志望業界ってどうやって絞っていったらいいかわからない!」
「そもそも、絞らなくちゃいけないものなの?」
「いつまでに、どのくらい絞れていたらいいのかわからない!」といったように、
悩みの種になることが多いテーマかと思います。
今回は、そんな「志望業界」についてその方法と、タイミングまで幅広くお伝えします!
そもそも業界は絞るべき?
業界は絞っておいたほうがいい
特に就活を始めたばかりの人だと「そもそも、業界って絞る必要あるの?」といった疑問も湧いてきますよね。
結論から行くと、業界は絞ったほうがいいです。
とはいっても、これはあくまで「基準を儲ける」という意味です。
就活では、企業研究をしたり、エントリーする上で、何らかの基準を持って企業を分類する必要があります。「業界を絞る」というのはその手段の一つ。
まずは業界を絞ることのメリット・デメリットをご紹介します。
業界を絞るメリット・デメリット
メリット:効率的に就活できる
1つ目のメリットは、「効率的に就活ができる」ということです。
日本国内だけでも、あらゆる業界、規模の企業があり、これを一つ一つ見ていくということは現実的に不可能です。
これは多くの就活生が、就活を通して実感していることでしょう。
大学受験とは違い、偏差値等の画一的な基準もないため、選択肢を絞る作業が必要になります。
ある程度業界を絞っておくことで、業界研究にもしっかり時間をかけることができますし、
同じ業界同士であれば、一度使った志望動機を再度別の企業の選考で使用するといったこともできます。
このように、業界を絞っておくことで効率的に就活ができる、というメリットがありますね。
メリット:より説得力のある志望動機を考えることができる
2つ目のメリットは、「志望動機の説得力が高まる」ことです。
業界を絞り、特定の業界についてより詳しく研究ができるようになると、その業界の事業形態や待遇、各社の
特性などが分かってきます。
業界内における会社ごとの違いが理解できると、「なぜ、業界の中でその会社なのか」という問いに対して、説得力を持って答えることができますね。
また、志望業界に関連性を持たせることで、就職活動の軸に一貫性を持たせることもできます。
例えば、鉄道業界と航空業界はそれぞれ別の業界ですが、「交通インフラ」という点では同じ枠組みにあります。
選考中は「他にどのような業界を考えていますか?」と質問されることもありますが、
志望業界に一貫性があれば、就活においても軸をぶらさずに活動しているということが伝わりますね!
デメリット:選択肢が狭まる
1つめのデメリットは「選択肢が狭まる」ということ。
業界を絞るということは、そのぶん出会えるはずだった企業の選択肢が減るということでもあります。
同じ業界内といっても、多種多様な企業が存在しており、条件や事業内容が同じであるとは限りません。
「自分にはあっていない」と思って選択肢から外した業界の中に、自分にあった企業が存在する可能性は大いにあります。
このように、一度業界を絞ってしまうと、選択肢から外した業界に再度目を向ける機会は限りなく少なくなってしまい、結果的に企業選びの視野が狭くなる可能性があります。
デメリット:内定ゼロのリスクが高まる
2つめのデメリットは、「内定ゼロのリスクが高まる」ということ。
業界を絞っても、業界が自分の適性に合っていなかったり、求められる人材像にマッチしていなかったりする可能性もあります。
そういった場合には、その業界全体での内定獲得が非常に難しくなる場合もあります。
また、人気の業界に絞ってしまうと、前提として競争倍率が非常に高く、内定が獲得しづらいという場合もあります。
つまり、業界への適正や競争倍率の観点から、業界を絞ることによって内定ゼロのリスクが高まる場合があるということです。
一つの業界に絞り込む必要はない
ここまでのメリット・デメリットからもわかるように、業界を絞る際には一つの業界に絞り込む必要はなく、3〜5業界くらいの幅を持たせておくことが重要です。
自分の適正や、やりたいことを考えながら、「本当にその業界でしか叶えられないのか?」「他にも自分に合った業界があるのではないか?」といったように、柔軟な視野を持って志望業界を選択しましょう。
業界の絞り方4つのステップ
STEP1:どのような業界があるのかを理解する
STEP1は、「どのような業界があるのかを理解する」です。
まずは「業界地図」など、業界全体を俯瞰できる資料を使って、どのような業界があるのかを把握しましょう。
業界ごとに得られるスキルや年収、市場価値などは異なります。
就活生の中には、顧客視点からのサービスや製品だけで業界を判断してしまい、そこで得られるスキルや年収、市場価値などを考慮できていない人もいるかもしれませんね。
事業内容だけでなく、「その業界で得られるものは何なのか」に注目し、「自分がその業界でどうなりたいか」を含めて絞ることが大切です。
業界ごとの特徴をより詳しく知るために、関連書籍やニュースをチェックすることもおすすめです。
STEP2:自己分析や就活の軸と照らし合わせて業界を探す
STEP2は、「自己分析や就活の軸を照らし合わせて業界を探す」です。
STEP1で大まかにどのような業界があるかを把握したら、次は自己分析や就活の軸と照らし合わせながら業界を絞っていきます。
その業界の事業内容や、条件が自分の価値観と一致するか、複数の業界を比較しながら絞っていきましょう。
業務内容、給与、働き方、勤務地など、業界によって条件は大きく変わります。
自分が働く上で大切にしたい条件が、叶えられやすい業界がどこなのかという客観的な視点を持って業界を比較しましょう。
業界を調べたり、比較するなかで自己分析が深まったり、就活の軸がより固まったりするこは、就活においてよくあることです。
ある程度自己分析ができた後は、業界研究と自己分析を並行して実施することをお勧めします。
STEP3:インターンや説明会に参加して理解を深める
STEP3は、「インターンや説明会に参加して理解を深める」です。
興味がある業界はもちろんのこと、興味のない業界も含めて、説明会やインターンには積極的に参加してみましょう。
業界の雰囲気や、そこで働く人たちの雰囲気、価値観など、ホームページや四季報等の資料だけではわからない特性が見えてくるはずです。
なんとなく「自分には合わない」と感じていた業界でも、そこで働く人たちの雰囲気に自分と近しいものを感じたりと、新しい気づきや発見があるかもしれません。
STEP4:選考時期などを考え、絞り込む業界を決める
STEP4は、「選考時期などを考え、絞りこむ業界を決める」です。
就職活動の選考時期は、業界ごとに決まっている場合が多いです。
例えば、ベンチャー企業やIT企業は選考時期が早いのに対し、金融業界などは選考時期が比較的遅いなどの特徴があります。
業界ごとの選考時期のずれを活かせば、金融第一志望の人は、先にベンチャー企業やIT企業を受けておくことで、面接など選考の経験を積むことができます。
このように、選考時期を考慮して効率的に就活を実施することも手段の一つとして参考にしてみてください!
業界を絞り込むうえで必要な3つの明確にすべきこと
やりたくないことを明確にする
明確にすべきこと、1つ目は「やりたくないこと・避けたいことを明確にする」です。
就活を始めると、「やりたいこと」ばかりに意識が向き、興味があちこちに分散してしまいがちです。
ですが、「やりたいこと」ばかりでは、業界同士を比較しづらく、絞るという作業が難しくなってしまいます。
視点を変えて「やりたくないこと」の基準を明確にしておくことがとても重要です。
例えば「これだけは絶対嫌」という基準を持つことで、いくつかの業界は選択肢から外すことができます。
どの業界も魅力的で業界を絞れない人は、「やりたくないこと」の基準を設けてみましょう!
自己分析で自分の強みを明確にする
明確にすべきこと、2つ目は「自己分析で自分の強みを明確にする」です。
就活では、「やりたいこと」以外に「自分が活躍できるか」という軸も非常に重要です。
「活躍できるかどうか」とはつまり、自分の強みが、その業界での業務内容で活かせるかどうかということ。
もっと言えば、業界の求める人材像に自分がマッチしているかということです。
これが上手く合致していると、選考での強力なアピール材料となるとともに、入社後のギャップ解消にもつながります。
業界と自分の相性をはかる上で、「自分の強み」は必ず明確にしておきたいですね!
自分が将来どうなりたいかを明確にする
明確にすべきこと、3つ目は「自分自身が将来どうなりたいかを明確にする」です。
就活でキャリアプランを考える機会は多くあるかもしれませんが、ライフプランを考えたことはない、という方も多いのではないでしょうか?
人生において、「仕事」は時間の大部分を占める重要なものですが、趣味・家族・お金・住まいなど、仕事以外の要素も、仕事によっては制限されてしまう場合があります。
そのため、自分は将来仕事とプライベートの両方において「どうなりたいのか」というビジョンを持つことで、業界を選択することも必要です。
業務内容や待遇、成長性などを客観的にとらえ、「全国転勤は嫌だな」「20代からキャリアアップを目指せる環境が良いな」などといったように、将来の自分をできるだけ具体的に考えて、業界を選んでみましょう。
こんな絞り方はNG!業界を絞る際の注意点
1つの業界に絞ってしまう
注意点1つ目は「1つの業界に絞ってしまう」です。
先にもご紹介しましたが、「業界を絞る」ということには、メリットとデメリットの両方が存在します。
あらゆるリスクを考えた上でも、3〜5業界程度の幅を持たせて絞ることが重要です。
そして、一度業界を絞り込んだ後も、その業界にこだわりすぎないようにしましょう。
就職活動のさまざまな経験を通して、業界への興味や自分自身の価値観が変化するということはよくあります。
入社後のミスマッチを防ぐためにも、志望業界はその都度アップデートするものという柔軟な姿勢で進めましょう。
イメージ先行で業界を絞ってしまう
注意点2つ目は「イメージ選考で業界を絞ってしまうこと」です。
業界について十分に研究をしないままに、イメージだけで業界を絞らないようにしましょう。
たとえば、「商社マンという響きがかっこいい」「サービス業って楽しそう」といったように、顧客視点ばかりで企業を見ていると、本質的な業界研究ができません。
また、「家族や友達に自慢できるように」などといったように、周りの人に与えるイメージに流されすぎてしまう場合もあります。
自己分析と業界研究は、常に客観的な視点を意識して行うことが大切です。
早すぎるタイミングで業界を絞ってしまう
注意点3つ目は「早すぎるタイミングで業界を絞ってしまうこと」です。
業界を絞る際には、タイミングも非常に重要です。
例えば、就活開始直後に業界を絞ってしまうと視野が狭くなりますし、業界や企業との出会いの機会を減らしてしまうことにもなります。
業界を絞ることの目的は効率的に自分に合った業界・企業を探し出すことです。
あまり焦りすぎず、自分との相性を見極めながら適切な時期に業界を絞り込むことを意識してください。
反対に、業界を絞り込むタイミングが遅すぎると、いつまでも就活を進めることはできません。
目安としては、4月前後に3〜5業界程度に絞るよう進めていきましょう!
業界を絞るべきタイミングがある?
多くの人が就活中に志望業界が変化する
就活では、自己分析や業界研究など、さまざまな活動を並行して行います。
インターンや説明会を通して、自己分析がさらに深まり、就活を始めた当初は考えてもいなかったような業界に興味を持ち始める、ということも非常に多いです。
つまり志望業界は、就活の進捗によって都度変化するものといったように柔軟に捉える必要があります。
業界を絞るのは、中盤以降がおすすめ
よって、あまり早い段階で業界を絞り切ってしまう必要はありません。
目安としては、4月前後に3〜5業界程度に絞るよう進めていきましょう!
また、業界を絞った後も、「この業界でしか叶えられないことか?」「他の業界ではどうだろう?」といった視点を常に持ち、柔軟に対応していくようにしましょう!
◇まとめ
今回は、「業界の絞り方」について以下の2点を中心にお話ししました!
・業界は3〜5つ程度に絞ることが望ましい
→業界を絞ることで、効率的に就活を進めることができる
・いくつかの注意点に気をつけながら絞る
→タイミングや数に気をつけることで、業界を絞ることのデメリットを抑えることができる
「業界を絞る」ことで、自分自身に合った企業をより効率的に探すことができます!
今回の記事を参考に、皆さんもぜひチャレンジしてみてください!
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
今後の記事もぜひ、チェックしてみてくださいね!