就職活動で面接を上手く乗り切る方法
こんにちは。EDIT STUDY+シューカツです。今回の記事では「面接を上手く乗り切る方法」という題名でお話ししていきたいと思います。
そもそも就職活動を行う学生の多くが勘違いしていることがありますが、面接は“自分をアピールする場”ではありません。面接は企業や採用担当者、面接担当者の“質問”の意図を把握し、相手の求める回答を自分らしくエピソードを交えて応える場です。
この本質的な構図を見落としていると、どんなに工夫を凝らした自己PRや志望動機もむなしく空振りに終わってしまうことが多々あります。つまり、今回の記事の題名の「面接をうまく乗り切る方法」とは企業や採用担当者、面接担当者の“質問”の意図を把握すること、がファーストステップになるわけです。
ということで今回の記事では「面接をうまく乗り切る方法」≒“「質問”の意図を正確に把握する」というテーマでお話を進めていきたいと思います。
面接は会話のキャッチボールである
しつこいようですが、就職活動において面接は学生の一方通行のアピールの場ではありません。面接を例える言葉で、私が就職活動をしていた十数年前から変わらない言葉があります。それは「面接は会話のキャッチボール」という言葉です。
つまり企業や採用担当者、面接担当者の聞きたいこと、質問の意図を汲み取り、その上で学生が自身の強みや大切にしたい価値観を過去のエピソードを交えて具体的に相手に伝える必要があります。最初に学生が取るべき行動は「聞く」ということです。
学生の皆さんも経験があるはずです。コンビニや飲食店、セレクトショップなど何でも構いませんが、問い合わせをして質問をした際に、ご自身の意図を汲み取ってもらえず、ズレた内容で回答や対応をされたらストレスに感じイライラしますよね?
面接もこれと同じということです。逆に言えば、上記のような日常生活のシーンで店員さんやスタッフの方が、こちらの真意を汲み取り+αの対応をしてくれた場合はどうでしょうか?非常に満足度が高く、感謝の気持ちすら芽生えますよね?面接でも学生側がこうした構図を理解して立ち回ることが出来れば、企業や採用担当者、面接担当者の印象も良くなり面接の通過率も圧倒的に変わります。
面接担当者の意図や空気を読み取る意識を最大化する
では具体的にどのような準備をすれば良いのか?1つ目は繰り返しお伝えしている「聞く」という姿勢を面接の間中、常に意識し続けるということです。これは普段から意識して習慣化していかないと一朝一夕では出来ません。自分の用意してきた自己PRや志望動機を話すことばかりに囚われていると、ファーストステップの“聞く”が疎かになり、質問の意図を汲み取れなくなります。
ただ安心して欲しいのはこれは日常生活の中での訓練で習慣化することは出来るということです。初期の段階の会社説明会に参加したり普段のアルバイトやサークル、ゼミの活動で周りの人と会話している時に「この人は今どんな意図でこの会話を展開しているんだろう」「この人の今の表情や声のトーンはどんな心情を表しているのだろう」と想像を巡らせてください。
そしてチャンスがあれば、積極的に聞いて確かめてみましょう。「それってこういう意図で合っている?」「今声のトーンが下がったけど、もしかして怒ってたりする?」基本的に間違えてたとしても相手は嫌な思いはしません。むしろ「そこまで意識して話を聞いてくれていたのか」「表情や声のトーンまで見てくれてたんだ」と好印象が残ります。
そしてここで重要なのは、正解よりもこの意識で常に生活し習慣化することと、経験値を積むことです。そうすることで実際の本番の面接でも採用担当者、面接担当者の“質問”の意図を正確に把握するためのファーストステップである「聞く」という姿勢が習慣化し、正確に“質問”の意図を把握することが出来るようになります。
次回の記事ではこのファーストステップである「聞く」ことを習慣化させたうえで「質問」の意図を大別するというフェーズのお話をしていきたいと思います。
前提として就職活動の面接で相手の質問の意図を把握することは、あなたの強みや大切にしたい価値観≒就職活動の軸とマッチングした企業を見つけ、あなたが活躍できる企業に内定をし、未来の輝かしいスタートを切るために準備です。決して小手先のスキルで面接を乗り切るためのものではありませんので、目的を見失わないようにしましょう。