就活に潜む病「大手病」とは?

こんにちは。EDIT STUDY+シューカツです。

就活生の皆さん、「大手病」という言葉を聞いたことはありますか?

就活生あるあるとして語られることの多い「大手病」ですが、今回はその「大手病」の正体とリスク、脱却方法についてご紹介していきます!

 

 

就活生が陥る「大手病」とは何か

 

そもそも「大手病」って一体何でしょうか?

 

一般に「大手病」とは、「大手企業への就職に過剰に執着すること」を指します。

 

つまり、「とにかくどこでもいいから大手に行きたい」といった思考で、「中小企業」や「一般的な認知度の低い企業」を就職活動の選択肢から除外してしまう、といったような就職活動をしている人は、「大手病」の傾向にあると言えます。

 

 

どうして就活生は「大手病」になってしまうのか

 

では、どうして就活生はこの「大手病」にかかってしまうのでしょうか?

 

周りに影響される

 

理由の1つ目は、「周りに影響される」ということにあると考えられます。

 

就職とは、本来、自分自身の人生の選択の一つであり、

「自分にとって最適な会社・仕事」を探す活動のはず。

ですが、

「大手の方が、親を納得させられる」

「友達に自慢できる」

「サークルの先輩はみんな大手に就職しているから」

といったように、就職活動の軸が「他人」からの影響を受けすぎると、

「大手以外は(周囲が)納得しない」というような思考に陥ってしまいます。

 

 

プライドが高い

 

理由の2つ目は、「プライドが高い」ということ。

 

大学受験や部活、サークルでの活動では、

「偏差値」「得点」などといった、わかりやすい基準で「勝敗」が分かれる経験をしてきたはずです。

えすが、就職活動ではそのような基準がありません。

企業の規模や、知名度、待遇に差はありますが、これはペーパーテストやスポーツのように一定の基準で良し悪しを決められるものではありません。

これまでの価値基準をアップデートできずにいると、「大手に就職することが、就活の勝者」といったような極端な発想に行き着くこともあるかも知れません。

 

 

 

「大手病」のまま就活を続ける危険性

 

さて、ここまでで「大手病」と「大手病」にかかってしまう原因について考えてきましたが、

「大手病」のまま就職活動を続けることに、どんなリスクがあるのでしょうか?

 

 

就活の失敗

 

「大手病」にかかると、就職活動の選択肢から「中小企業」と「一般的認知度の低い企業」が強制的に除外されてしまいます。

 

例えば、日本国内における大企業(従業員人数が1000人を超える企業)の割合は、0.3%であると言われています。つまり、「大企業」のみに絞って就職活動をするということは、その時点で選択肢を0.3%まで狭めていると言えます。

 

この0.3%をどれほど現実的な数値として捉えるかは、人それぞれですが、

企業へのエントリーの母数が少なくなるということは、それだけのチャンスを失うということであり、最悪全ての選考に落ちてしまうという結果にも繋がりかねません。

 

 

早期退社・転職

 

「大手病」にかかったまま、見事大手企業への内定を勝ち取るという就活生もいるでしょう。

ですが、「内定は、あくまで社会人生活のスタート」でしかありません。

 

憧れた大手に入社したのちは、同僚は全員「大手企業の社員」です。

入社後は、全く同じ土俵の上で「仕事における成果」という基準で評価されます。

 

その仕事の原動力になるのが「自分がこの企業で働く理由」=就職活動の軸 です。

これが「自分軸」であるほど、入社後のモチベーションは維持しやすく、結果にも結びつきやすいと言えます。

「他人軸」で就職活動を終わらせてしまうと、働いた後にミスマッチが起こり、早期退職・転職に繋がりやすくなります。

 

 

 

「大手病」を脱却するにはどうすれば良いのか

 

最後に、「大手病」を脱却する方法についてご紹介します。

 

自分本位の軸を作る

 

一つ目は、「自分本位の軸を作る」ということです。

 

先にお話ししたように、「就職活動の軸」が他人の影響を受けるほど、

就職活動の選択肢は狭まり、入社後のミスマッチも起こりやすくなります。

 

企業選びを考える上での主語を必ず「自分」にすることで、

自分なりの「就職活動の軸」を見つけることができるでしょう。

 

 

「成功」の価値観をアップデートする

 

2つ目は、「成功の価値観をアップデートする」ということです。

 

就職活動は自分の人生の選択であり、「最適な企業」は人の数だけ存在します。

つまり「就職活動の成功」は、一定の基準で比較することができません。

 

そういった意味で、就活を始めるうえで、

「就職活動」を大学受験やスポーツとは全く違ったものと捉える「価値観のアップデート」は、非常に重要であると言えます。

 

この価値観がアップデートされれば、

選択肢は大きく広がり、自分にとっての「最適な企業」が見つかりやすくなるはずです。

 

 

 

大手を目指すことは悪いことではない

 

大手を目指すこと自体が悪ではありません。

ですが、一度立ち止まって「なぜ、大手を目指すのか」ということを自分に問いかけてみてください。あなた自身の「就職活動の軸」に合致する企業が大手企業であるなら、迷わずその企業の選考に集中しましょう。

 

この問いかけで、「本当に自分軸で考えられてるか・・・?」と不安が残る人は、もう一度主語を「自分」にして自己分析から始めましょう。

 

 

 

◇まとめ

 

就活生の陥りやすい「大手病」について解説をしました!

突然目の前に現れた「就職活動」に対して、「大手病」の傾向になってしまう気持ちもよくわかります!

ですが、就活の選択肢を広げ、本質的に自分に合った企業を探すためにも、

一度立ち止まって、フラットな視点で企業を見て見ることをお勧めします!

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます!

今後の記事もぜひ、チェックしてみてくださいね!