他己分析のやり方
こんにちは。EDIT STUDY+シューカツです。
就活生の皆さん、「自己分析」は進められていますでしょうか?
「自己分析」については、これまでもさまざまなコラムでお伝えもしてきましたし、ほとんどの就活生が何らかの形で取り組んでいると思います。
それでは、「他己分析」をやったことがある、という人はどのくらいいるでしょうか?
「自己分析」に行き詰まったとき、さらに深めたいと思った時に便利な、この「他己分析」についてご紹介します!
「他己分析」とは?
他己分析とは
「他己分析」とは、家族や知人などの第三者の視点を取り入れた自己分析の手法のひとつです。
自己分析との違い
他己分析と自己分析の大きな違いは「第三者の意見が加わる」という点。
自分ひとりで行う自己分析に比べ、他己分析は家族や友人などの第三者の意見が加わリます。
第三者の視点が加わることで自己分析により「客観性」が増し、本質的なものに近づきます。
他己分析のやり方
質問内容を考える
まずは質問内容を考えましょう。
「質問例」を参考に、「他己分析で自分のどんな部分を分析したいのか」ということを基準に質問を選んでいくと、より選びやすくなります。
「自分一人での自己分析では、どうしても進まない部分」という基準で考えるのも良さそうですね。
実際に質問する
質問内容が決まったら、実際に質問してみましょう。
「誰に質問することで、自分が質問したい内容を明らかにすることができるのか」を考え、依頼する相手を選びましょう。
直接会いに行ってもいいし、無料のアンケートフォーム等を活用してもいいかもしれません。
OB訪問同様、依頼する相手の生活や予定を考えたうえで依頼することが大切です。
自己分析と照らし合わせる
相手からの回答を受け取ったら、これまでの自己分析と照らし合わせましょう。
自分と第三者の視点で一致していた部分、一致していなかった部分といったように分類します。
一致している部分に関しては、自己分析が正しく実施できている証拠ですね。
一致していない部分は、その理由について考えてみましょう。
自分自身が気づいていない強みや弱みが隠れている場合があるので、自己分析がより深まります。
10人前後にお願いしよう
これはあくまで目安ではありますが、10人前後に依頼してみましょう。
サンプルが増えることで、自己分析がより確かなものになります。
「他己分析」は誰にお願いしたらいい?
家族
家族は、他の誰よりも自分のことを長期的に見てきた存在です。
特に、幼少期など物心がつく前の自身の行動には、自分の本質が潜んでいる可能性が高いです。
家族の意見は必ず取り入れておきたいですね!
仲のいい友人
友人は、家族の知らない自分を知っている存在です。
特に高校生以降のあなたのことは、家族以上に理解してくれている存在かもしれません。
小学校、中学校、高校、大学といったように、それぞれの時期に仲の良かった友人に依頼することで、
自分の変化に気づくことができるかもしれませんね!
先輩や後輩
部活やアルバイトの先輩、後輩は、友達とはまた違った視点のあなたが見えてきます。
実際に働いた後の上司や後輩社員からみたあなたが見えてきそうですね!
社会人
身近に、社会人の先輩等がいる場合は、ぜひ他己分析を依頼しましょう!
就活を乗り越え、実際に社会に出て働くと、人の捉え方も少し変わってくるものです。
社会に出たあなたを一番リアルにイメージできる存在です!
面識の浅い人
最近知り合った人、まだそこまで自分のことを知っていない人に依頼することもおすすめです!
ぜひ聞いてみてほしいのが、「第一印象」!
面接等では、限られた時間で自分自身を判断されます。
自分が初対面の相手にどんな印象を与えるのかと言うことは、把握しておきたいですね!
「他己分析」の質問例
さて、それでは具体的にどんな質問ができそうか、12の例をご紹介します!
「他己分析で自分のどんな部分を分析したいのか」ということを基準に質問を選んでいくと、より選びやすくなります。
・長所/短所は?
・どんな性格だと思いますか?
・第一印象は?
・現在と第一印象とのギャップがあったか?
・なぜ私と友達になったのか?
・向いていると思う業界、業種は?
・集団でいるとき、どのような役割をしていますか?
・自分との思い出で印象に残っているエピソードは?
・改善した方がいいと思うところは?
・伸ばした方がいいと思うところは?
・私を一言で表すなら?
・他の人に紹介するとしたら、どんな人として紹介する?
他己分析を行う際のポイント
他己分析を行う目的を明確にしておく
就職活動の全てに共通することですが、「なぜ他己分析をするのか」ということを明確にしておくのが大切です。
目的が意識できていると、自然に質問の質も上がります。
質問内容を考える際、依頼する際、実際に質問する際など、必ず目的を意識しておきましょう。
質問内容は具体的に用意しておく
質問内容は具体的に用意しておきましょう。
他己分析を依頼する相手の気持ちに立って、できるだけ答えやすいように質問することを心がけましょう。
例えば、「私のこと、どう思いますか?」といったような抽象的な質問だと、相手はどう答えたら良いか迷ってしまいますよね。
「私の長所と短所はどんなところだと思いますか?」といったように具体的に質問することで、相手も答えやすくなりますし、より的確な回答が引き出せますね。
できるだけ色々なタイプの人にお願いする
「できるだけ色々なタイプの人にお願いする」ということも、他己分析においてはとても重要なポイントです。
例えば、家族、友達、先輩や後輩はそれぞれ自分のことをよく知っている存在ですが、あなたと関わるシチュエーションや立場はそれぞれ違っています。
当然、そこから見えるあなたの姿にも微妙な違いがあるでしょう。
できるだけ違った関係性の人に他己分析を依頼することで、多角的な視点から自分自身を分析することができますね。
他己分析を行うメリット
自分の知らない長所・短所を知ることができる
そもそも、自分自身のことを客観的に見ると言うことは難しい作業です。
長所や短所においても、第三者の意見を聞くことで新しい気づきが得られます。
特に長所が現れるような行動は、自分では無自覚に行っていることが多く、他己分析によってより本質的な「強み」が見つかる可能性が高いです。
色々な視点から自分のことを考えられる
家族や友達、先輩や後輩など、あらゆる関係性の人の視点を得ることで、多面的な自分を知ることができます。
同じ強みでも、それぞれのシチュエーションでの活かされ方を比較することで、自分自身への理解がより深まりますね。
客観的な意見を取り入れることで、自己PRなどの説得力が増す
他己分析は、第三者の意見が取り入れられていることから、より「客観性」が増します。
自分一人で実施する自己分析だけでなく、「他己分析」も合わせることによって、志望動機や自己PRにより説得力が増します。
◇まとめ
今回は、「他己分析」について以下の2点を中心にお話ししました!
・他己分析とは
→家族や知人などの第三者の視点を取り入れた「自己分析」の手法のひとつ。
・他己分析のやり方
→異なる関係性の人に依頼をし、「質問例」を参考に意見をもらう。
第三者の視点を取り入れることで、自己分析により客観性を持たせることができる「他己分析」。自己分析が深まるだけでなく、より説得力を持たせることができそうですね!
皆さんもぜひチャレンジしてみてください!
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
今後の記事もぜひ、チェックしてみてくださいね!