エントリーシートの書き方

 

こんにちは。EDIT STUDY+シューカツです。今回の記事では「エントリーシートの書き方」についてのおススメのPOINTや気を付けておきたいPOINTに関してお話ししていきたいと思います。

 

エントリーシートの位置づけ

 

そもそもエントリーシートは就職活動に際してどのような位置づけになるのでしょうか。エントリーシートいわゆるESは、就職活動において学生が企業に対して提出する「応募書類」のひとつになります。そして人気の大手企業の場合はエントリーシートが最初の1次選考を兼ねていることも多々あります。つまりエントリーシートの書き方ひとつで面接にすらたどり着けないこともありますので、注意が必要です。

 

またエントリーシートが面接時の参考資料(もちろん最終面接時も)として使われることもありますので、就職活動に臨む学生にとって非常に重要な位置づけになってきます。ではエントリーシートで志望する企業や採用担当者に上手く自身をアピールするための書き方や注意点に関してみていきましょう。

 

エントリーシートの書き方4つのPOINT

 

就職活動に取り組む学生が自分自身の魅力や強みが正確に伝わるエントリーシートを書くには、どのようなPOINTを押さえれば良いのか、企業や採用担当者により正確に分かりやすく伝わるPOINTをまとめていきます。

 

1.POINTを絞る

 

企業や採用担当者に自身の伝えたい内容を正確に分かりやすく伝えるために、POINTを絞ることが非常に重要です。意外かもしれませんが、これをしっかりと出来る学生は思いのほか少ないものです。

 

例えば、学生時代に力を入れたこと、いわゆる「ガクチカ」を書こうとして、一生懸命に学生時代のエピソードをこれでもかと盛り込み過ぎてしまうパターンです。よくあるのは「サークル、ゼミ、アルバイト、ボランティア~」など、あれもこれもとにかくアピールしようとしてエピソードを盛り込み過ぎた結果、最終的に「結局何が言いたかったの?」と主旨がぼやけてしまうパターンです。

 

これを防ぐためにもご自身の“強み”や“大切にしたい価値観≒就職活動の軸”を明確にした上で、その視点を盛り込みやすいエピソードを一つピックアップして凝縮することです。その際に気を付けたいのは出来事の大小やエピソードの華やかさは関係ないということです。

 

2.エピソードは出来る限り具体的に書く

 

企業や採用担当者はあなたのことを知らない他人です。アピールしたいPOINTを正確に分かりやすく伝えるには、相手の立場に立って考えましょう。読む人が読んだ際に具体的にイメージが湧くように、エピソードは可能な限り具体的に伝えることが重要です。

 

その際に押さえておきたいのは5W1Hです。「誰が、いつ、どこで、何を、なぜ、どのように」というカタチで整理してみると正確に分かりやすくエピソードが整理されるはずです。そしてあなたのエピソードが企業や採用担当者にリアルに伝わるようになります。

 

3.相手の立場で考える

 

あなたのエントリーシートを読むのは一体誰でしょうか?そしてその人は何のために読むでしょうか?基本的にエントリーシートは人気の大企業の場合は1次選考として使用されたり、中小企業やベンチャー企業でも面接の際の参考資料として面接担当者や採用担当者がじっくり目を通すものです。

 

そしてその目的は一つです。エントリーシートを見ながら「この学生はうちの会社で活躍できるのか?」つまりその企業に合っているのか、活躍できる人材なのか、見極めるためにエントリーシートを読むわけです。

 

つまりあなたが伝えたいあなたの“強み”や“大切にしたい価値観≒就職活動の軸”も独りよがりであってはいけません。あなたの“強み”や“大切にしたい価値観≒就職活動の軸”を伝える目的は、入社後にどんな活躍をしてくれるかを相手にイメージしてもらうためです。

 

しかし、今まで就職活動に取り組む卒塾生が相談してきてくれましたが、ほとんどの卒塾生がこの重要なポイントを押さえられていない印象です。

 

※これは当時学生時代に同級生やサークルやゼミの後輩で相談してきた人達のほとんどが出来ていませんでした。また卒塾生の多くもこの視点が抜けている学生がほとんどでした。

 

例えば「私はアルバイトで無遅刻無欠勤でした。また指示されてきたことを全てこなしてきました。」と書いたところで入社後に活躍するイメージは出来るでしょうか?遅刻・欠勤をしないのは当たり前だし、新入社員で指示通り業務をこなすのは相手の立場に立ってみると当然であり、その学生に魅力を感じるPOINTではありません。

 

これを相手の立場に立って伝えた場合、例えば「私は計画性が強みです。理由はアルバイトで無遅刻無欠勤かつ指示された内容を徹底してこなせるように、スケジュール管理を徹底してきたからです。」と変えると企業や採用担当者からすると「なるほど、この学生は計画性があり、先の見通しを立てられる人材なのか」となるかもしれません。

 

4.simple is best

 

文章は簡潔に分かりやすく書くのが基本です。1つの文章がだらだら長いと、書かれている内容がわかりにくくなります。企業や採用担当者の事を考え、一つの文章を短くまとめて簡潔に伝えることです。分かりやすい伝え方のひとつにPREPの法則があります。

 

<PREPの法則>

 

PREPの法則とは「Point(結論)」、「Reason(理由)」、「Example(実例・具体例)」、「Point(結論)」の順で分かりやすく伝える法則のことです。企業の採用担当者は学生の話の要点がなかなか見えないとストレスを感じやすいものです。最初に要点を伝えれば読み手にムダなストレスを与えず、関心の強い状態で読んでもらえます。すると採用担当者の集中力が高まっている状態で要点を伝えるので、採用担当者の記憶に残りやすくなり、エントリーシートの通過可能性が高まります。

 

※PREPの法則は面接でも有用です。

 

◇まとめ

 

上記エントリーシートの書き方はあくまでHOWになります。重要なのはまず自身の自己分析で見つかった“強み”や“大切にしたい価値観≒就職活動の軸”を明確にすることです。その上で並行して業界研究や企業研究を進め、自身の“強み”や“大切にしたい価値観≒就職活動の軸”を生かして活躍できる環境を絞っていくことが重要です。

 

是非悔いのない就職活動を実施してください。内定はあくまでも今後の人生であなたが輝くためのスタートになります。